思い出のオーディオ…パイオニア PD-M6

世界初のCDプレーヤーが発売されたのは、1982年でした。
発売して少し経った頃、職場に出入りの電気屋さんが、職場の集会所で、ソニーの
CDP-101のデモンストレーションを行いました。一応参加はしたのですが、その他のオーディオが寂しいもので、記憶もありません。また、あまり関心もありませんでした。そんな高価なものは、まだまだ手の届かない存在でした。何よりソフトがありません。今はショップに行けば、当然のようにCDが並んでいるわけですが、プレーヤーはあったとしても、欲しいソフトはなかなか手に入らない時代でした。ジャズのCDも、有名なアルバムなどはすぐに揃えられていたかと思いますが、若干オフストリーム好きの私が望むアルバムは、ほとんど出ていませんでした。また、当時はレンタルレコードが音楽収集のメインでもありましたので、すぐにはCDへの方向転換は、必要ありませんでした。
85年には長男が生まれ、その段階で、音楽を聴くということそのものが、ほぼストップしてしまいました。2DKのスカスカな部屋ですから、すんなり諦めがつきました。
D-7MkⅡは自宅の農作業小屋に引退となり、代替としてソニーAPM-22ESの中古を入手して、子供がいないときに聴くくらいでした。
86年にパイオニア PD-M6が発売されましたが、カートリッジ式の、6枚連続演奏という、これしかないという機能が魅力的で、評論家の評価もそこそこだったし、それほど高いものでもなかったので、購入してみました。
その頃にはCDのソフトも十分出回っていたと思います。水越恵子さんの12枚目のアルバム(CDとしては第1弾)「ムーンフラワー 85年」もきっかけになっています。その他、極初期に買ったCDには、ジェリー・グッドマン「未来飛行 '85」などがありました。
後年、パイオニアはターンテーブル式のCDプレーヤーを送り出しましたが、このPD-M6も、方式は違えど、CDは裏を上にして乗せる方式で、知人が来たときも、知らない人は通常の乗せ方で「あれっ音が出ない」というのが定番でした。
その後長いこと使い続けましたが、購入したCDは数少ないままでした。
1986年~2008年で購入したCDは200枚程度でしたが、その後現在までに入手したCDは1000枚を超えています。ひとえにケーブルテレビによるネット環境の整備と、オクのおかげです。
動作が不安定になってきた頃、98年にパイオニア PD-HL3が発売され、買い替えとなりました。まだインターネット環境が整っていなかったので、
PD-M6は廃棄してしまいましたが、今ならどなたか欲しい人に差し上げられたのに、と思ってしまいますね。

オーディオの足跡より
http://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/player/pd-m6.html

イメージ 1


PD-HL3
イメージ 2

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コメント

No title

>KKD_FMさん、ハードオフ症候群さん、ロバートプラントさん、CineSan(旧かべ)さん
ナイスありがとうございます。
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ファミリーヴィラ

Author:ファミリーヴィラ
昔憧れたオーディオへのノスタルジーをテーマに、緩くオーディオ&ジャズを楽しんでいます。その他、猫のいこちゃんやトイプーミックスのかんちゃん、スポーツのことなど、綴ってまいります。
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